植物は、同じ季節になればいつも通りに花を咲かせます。そんな当たり前のことを、不思議に思ったことはありますか? 私たちと違い、目を持たない植物はどのようにして季節の変化を感じ取り、花を咲かせているのでしょうか。その答えを探しに行ってみましょう。

短日植物(たんじつしょくぶつ)とは。意味や解説、類語。日照時間が短くなると花をつける植物。キク・コスモス・イネなどで、夏から秋にかけて開花する植物に多い。→長日植物 - goo国語辞書は30万2千件語以上を収録。政治・経済・医学・ITなど、最新用語の追加も定期的に行っています。 長日植物(ちょうじつしょくぶつ)とは。意味や解説、類語。日照時間が長くなると花をつける植物。暗期が一定時間以下になると花芽を形成する。ホウレンソウ・アブラナ・小麦など、春から夏にかけて花の咲く植物に多い。→短日植物 - goo国語辞書は30万2千件語以上を収録。 短日植物と長日植物の見分け方は、実はとてもシンプルです。 まず、頭に入れておきたいのが『限界暗期』という言葉になります。花芽の形成に必要な連続した暗期の長さを限界暗期と言います。 限界暗期より長くなると花芽が形成されるのが『短日植物』(例:アサガオ、コスモス、イネ ・長日植物では「暗期」(連続した暗い時間)を長くする ・短日植物では「暗期」(連続した暗い時間)を短くする 人間の手で、ある程度開花時期はコントロールできる。 例えば、短日植物のアサガオは、連続して9時間以上暗くする (暗期)と開花する。 光周性(こうしゅうせい)とは、昼の長さ(明期)と夜の長さ(暗期)の変化に応じて生物が示す現象である。 北半球では、昼の長さ(日長)は夏至で最長となり、冬至で最短となる。 生物は、このような日長変化を感知することで、季節に応じた年周期的な反応を行うと考えられている。